とにかく量を聴く、そして話す。

“「中学校と高校で合計6年間も英語の授業を受けていながら、わが国の若者は一向に英語を話せるようにならない。英語圏の6歳児の何十分の一の英語力しか身についていない。いったい学校の英語教育は何をやっているのか。」というような批判的な意見を聞いたことはありませんか?この意見、「合計6年間の学校教育」と「英語圏の6年間」を同列に扱っているところに論理の飛躍があります。なぜなら、英語圏の6年間は、睡眠時間以外のすべての時間英語漬けですが、日本の学校での6年間は、1日につき1時間あるかないかの学習です。しかもその学習も、日本語での説明に費やされる時間がほとんどで、実際に英語を聴いたり話したりする時間はその3分の1あればよい方です。
ようするに、日本人は、たくさん英語に触れていないから英語を話せるようにならないのです。実際に英語を自在に話せる人は、留学や駐在などの経験の間死に物狂いで学習に取り組んだ経験をお持ちの方がほとんどです。

しかしそれでは、日本に居住し、日本の企業に勤めながら(学校に通いながら)、効率よく英語力を高める方法はないのでしょうか?それは、意識的に「聴く」と「話す」をなるべくたくさんこなすことです。またその方法は「まるで英語圏の幼児が英語を習得するように」がカギになります。

まず「聴く」ですが、英語圏の幼児は睡眠時間のすべての時間、英語を聴いています。しかし、英語を聴くことに集中しているのではありません。彼らはお絵かきをしたり身体を動かしたり、ほかにも同時に様々なことを習得しながら、並行して英語を習得します。ですので、英語を「聴く」訓練を「聴く」ことに集中して行うのはナンセンスです。英語圏の幼児と同様に、聞き流しましょう。具体的には、通勤や料理、入浴中など日常生活と並行して聞きます。英会話のCDだけでなく、ポッドキャストやYOUTUBEなど、簡単に聞き流せるものがよいでしょう。同じものを繰り返し聞くのも良いです。3度目くらいになると、単語や熟語が聴き取れるようになります。

次に「話す」です。日本の幼児を見ていても、彼らは新しい単語や表現に出会うたび、すぐさま何度か反復して口ずさんでいます。この反芻を、英会話学習でも取り入れるべきです。英会話の学習本などによると、「リピーティング」や「シャドーイング」という名前で紹介されています。ようするに、聴いた文言をそのままオウム返しするのです。人の言葉を自分の言葉にするのです。人間であるなら誰しも、誰かから聞いた言葉を自分の言葉として使っているのですから。

日本のテレビにはトンチンカンな日本語で笑いを誘う外国人がよく映りますが、以上の「話す」「聴く」の訓練で彼らのようなレベルにまでは達します。あとは、英会話スクールに通うなど、実際にネイティブと会話することによって、なめらかな英語になるように修正しましょう。学習当初からスクールに通うのは、止した方が効率が良いです。ある程度の英語力がないままにスクールに通っても、どうせ同じような訓練をネイティブを使ってするだけなのですから。

本日述べさせていただいた英語学習法は、あくまでも日本の高校レベルの文法と単語・熟語の知識があることが大前提です。そういう意味では、日本の学校英語教育は、英語学習の機会を立派に国民に保障しているのかもしれませんね。

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